とっても小いちゃくて可愛かった息子..赤ん坊の時から泣き虫で、日を増すごとに甘えん坊ちゃんになっていく彼..自分の思い通りにならないとすねたり、泣いてしまったり、とっても泣き虫、弱虫な男の子でした。
時の経過は早いもので、そんな彼も幼稚園に入園。
親としては「幼稚園大丈夫かな?他の子供達と仲良くなれるかな?」なんて、正直とても心配しました。案の定、入園直後は「行きたくない?」と泣いて駄々をこねる彼。
しかし、ある日のことです。
妻が息子の送り迎えの最中に、道端で弱りきった猫を見つけたそうです。その猫は痩せ細り、ケガもしていたらしく、それを見た息子が「ママ、この猫、うちに連れて帰ってイイ?僕がお世話するから!」とお願いしたそうです。
そんな弱りきった猫を見た妻も「ダメ!」とは言えなかったらしく、その時はウチまで猫を連れて帰ってきました。
仕事が終わった私は今日あった出来事の詳細を聞き、「イイんじゃないか!猫を家に招きいれても!」とはいったものの、妻の反応があまりよろしくはない…
しばらく、私と妻で話し合いをしていると、息子が突然、
「ぼくがお世話する!ぼくが猫ちゃんを守る!」と言うんです。
彼の強い決意..それを聞いた妻もようやく折れて、猫を家に招き入れることにしました。それ以降、息子は猫のお世話もしっかりやるし、以前ほどわがままや、泣き虫になる事はなくなりました。いや、ほとんどありませんでしたね。それからというもの、見守るように常に猫に寄り添う彼の姿に、胸がほっこりというか、「立派なお兄ちゃんになったね!」と感心させられるばかりです。私達の心配をよそに日々成長していく彼..そんな息子の姿に、なにより親としてとっても誇らしい気持ちになります。
○○!
うちの子供に生まれてきてくれて本当にありがとう。
これからもよろしくね。